マイホームを購入する際には、住宅ローンの利用が一般的です。
もちろん、なかには自己資金で購入する方もいますが、そのような方は少数派ではないでしょうか。
住宅ローンを利用するときは、最初にある程度まとまったお金を入金することがほとんどです。
本記事では、マイホーム購入時における頭金の意味や相場、注意点などについて解説しましょう。
マイホーム購入に必要な頭金の意味
マイホーム購入における頭金の意味を、正しく理解している方は少ないのかもしれません。
これは、住宅ローンを利用するとき、最初に自己資金の中から支払うお金を指します。
住宅ローンで1,000万円を借入するとして、最初に200万円を自己資金から支払うとしましょう。
このケースでは、残りの800万円を月々に分割して支払います。
手付金と混同される方もいますが、こちらは契約の成立を証明するためのお金です。
買主が契約を破棄するときは、売主に手付金を支払い解除するのが一般的です。
マイホーム購入で必要な頭金の相場
マイホーム購入時の頭金は、絶対に必要なわけではありません。
ただ、最初にある程度まとまった額を入れることで、総額をおさえられ、月々の返済負担を軽くできるメリットがあります。
支払う場合、どの程度の金額になるのかは気になるところでしょうが、正直ケースバイケースです。
注文住宅の場合では、購入費用の18~20%程度が目安といわれています。
土地付き注文住宅では10~11%、建売は8~9%、マンションは16%前後が目安です。
マイホーム購入における頭金の注意点
最初に支払う頭金は、建物購入代金の一部に含まれます。
一方で、建物購入代金に含まれないお金もあり、これも用意しなくてはなりません。
頭金とは別に用意しなければならないお金が、諸費用です。
不動産会社に支払う仲介手数料をはじめ、不動産所得税や住宅ローン手数料、登記費用などが該当します。
建物購入代金の一部金以外にも、これらの費用を現金で用意しなくてはならないことを、理解しておきましょう。
諸費用の額もさまざまですが、一般的には物件価格の3~10%程度だといわれています。
建物購入代金の一部金とは別に、きちんと現金で用意しておきましょう。